インフルエンザとバナナ


今年にはいって最初のブログ記事が病床の記録とはなんとも言えない気持ちです。昨年末に腰を痛めてから健康には気をつかっていたはずなんです。1月から勤め先も変えました。入社してすぐは有給休暇もなく(とはいえ今回の勤め先は3日間は病欠のための有給がありました)、仕事にだって慣れていないわけですからなおさら体調には気を使っていました。世の中はインフルエンザがはやっているという噂を耳にします。車内でマスクをしている人が増えていました。不穏な空気に取り囲まれているのを感じていました。そしてついにインフルエンザにかかってしまったのです。

覚えている限りでいえば10年近くぶりです。もしかすると数年前にもかかっていたような気もしますが、覚えていません。覚えていないというのは、ここまで辛い病気だったかどうか、ということです。

高熱になるとベッドから身を起こす気にもなりません。幸い食欲はあったので朝昼晩と台所に立つ余裕はありました。しかしそれ以外の時間、ベッドから頭を持ち上げることが億劫なのです。そしてその億劫さに加えて3日目に地獄のような苦しみが襲ってきました。

話はかわりますが、バナナの最適な保存法を調べていると面白いやり方をみつけました。吊るすというのです。バナナは実が弱いらしく、机に置いているとその自重で机と接している面から傷んでくるそうなのです。だから吊るし、どこにも接していない状態をつくることがバナナを長持ちさせる秘訣だそうです。


このインフルエンザで高熱にかかり、高熱が体中の関節や皮膚を痛めだしてきた時、私はバナナになっている気分でした。寝ていると、ベッドと接している面がどんどんと痛くなるのです。寝返りをうつとまたベッドに接している別の面が痛くなるのです。

熱が下がるとバナナはどこへいったやら。



もうインフルエンザになんてかかりたくありません。健康であることを幸せに思います。唐突ですが私の2018年の抱負は「背中」です。活動や知識、考えや選択の「背中」となる基盤をしっかりと”改めて”固めていくことが今年の目標です。

そんな目標を掲げておきながらの体調不良。前途多難な2018年を、しっかりと過ごしていく所存でございます。

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