エクアドル旅行記 / index

2014年、私の心は海外旅行ブームでした。2月にタイへ旅行してからというもの、ほぼ毎日のようにGooglemapで世界地図を眺め、biennnal Foundationのサイトで世界の美術展を調べ、海外にいる自分を妄想。そして見つけた「Cuenca Bienal」に心奪われてしまいました。

大阪外国語大学に通いスペイン語(文学)を学んでいた私。スペイン語圏である中南米はいつか行ってみたいと思っていたのですよ。大学の先生からも「若いうちに行っておいたほうがいい」と言われていたのが懐かしい。

墨田区の商店街に事務所を構え、いわゆる地域アートプロジェクトに関わっているヨネザワエリカとしては、日本ではない国における大規模芸術祭に興味があるのです。という様々な理由(こじつけ)からエクアドル観光を実行いたしました。

さて渡航日記を書くにあたって、エクアドルで見てきてほしいもの/やってきてほしいことを、知人や友人から9ついただきました。

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1. メルカドで珈琲農家を探してみた

2. 飛行機からチンボラソ山を見下ろした

3. ネズミの丸焼きを食べた

4. 工事現場をたくさん見た

5. エクレアを探してみた ※ただのダジャレ

6. いろいろな人に出会ってみた

7. ドンツキ(行き止まり)を探してみた

8. 路上で音楽にのって踊ったら捕まるらしい

9. 赤道をGPSで計測してきた

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さて、まずはエクアドルについてご紹介しましょう。エクアドルについての情報は「エクアドルを知るための60章 【第2版】 (エリア・スタディーズ57) 」を参考にいたしました。この本は、歴史/文化/言語/政治/人物など様々な観点で国を紹介してくれています。



南米の中ではあまり馴染みのない国かもしれませんが、珈琲、バナナ、パナマ帽など日本でもよくエクアドルの輸出品を目にするはず。観光だとガラパゴス諸島のある国、と言えばピンと来る人も多いのでは。

首都であるキトは、クスコに並ぶインカ帝国第2の都市でもありました。海抜2800mと世界で2番めに標高の高い首都です。(1番はボリビア)滞在予定のクエンカはエクアドル第3の都市です。人口は50万程度とキトやグアヤキル(200万規模)と比べると小さいですが、旧市街が世界遺産に登録されているなど、文化都市として発展しています。観光客はインガピルカ遺跡やカハス国立公園などに行くようですね。

アンデス高地部(シエラ)、海岸部(コスタ)、アマゾン低地部(オリエンタ)を含む多様な土地に、メスチソ、白人、アフロエクアドル、黒人、先住民、その他、多様な民族が根付き、それぞれが主体的に歴史の担い手として生きている国、エクアドル。「コントラストの国」ととあるイギリス人が名付けたくなるほどに、多様性と対称性が入り乱れ独特な複雑さを見せています。

先住民族の先史時代からインカ帝国による支配、そしてスペイン植民地時代を経験したこの地域は、1809年にキトが独立し1830年に「エクアドル」が成立しました。「エクアドル」とは「赤道」のスペイン語です。独立時、それぞれの地域や民族の思惑が入り乱れたため、仕方なく「赤道」という地名を国名にしたそうです。求心力のある「象徴」が無いまま妥協の産物として出来てしまったこの国は、常に「国家とはなにか」「国民とはなにか」を問い実践する試行錯誤の渦の中にいると考えられます。

「ナショナル・アイデンティティ」を考えた時、クエンカビエンナーレ12のテーマである「Ir para volver」は(もしかするとキュレーターの考えるのとは別の)重要なテーマを感じて仕方ありません。日本の現状につながるかもしれない。この感覚を確かめるべくエクアドルに行きたいと思うようになりました。

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