6. いろいろな人に出会ってみた / エクアドル旅行記

ワンナイトラブを目的に。(嘘です。)

思い起こせばワンナイトラブをする機会はたくさんあったんだと思います。空港で捕まえたタクシーの運転手。ワールドカップの話をふったら予想以上に盛り上がってくれた名前も知らない彼。ホテルの近くでメーターを倒して、見つかりづらい場所にあったホテルをしばらく探してくれた彼。感謝の気持ちを体で…なんて事、私は絶対にしないけど。

ホテルのカウンターにいた彼。名前を忘れてしまった彼。声が少し高くて背が小さくて。私の下手なスペイン語でもちゃんと理解しようとしてくれた彼。チェックインタイムよりかなり早く着いたけど「いいよいいよ」と部屋を用意してくれ、さらに予約表を見せながら「君が滞在する期間、ホテルはほとんどの部屋が空いてるんだ。シャワーが浴びたいのかい?予約はこの小さな部屋だったけど、大きな部屋を使ってくれていいよ。お金かい?小さな部屋の料金のままでいいよ」と言ってくれた彼。ワールドカップで勝利したあの晩に、一緒にお酒を飲んでそのまま、なんて事もできたかもしれません。(私は絶対にしないけど)

Mercado 10 de Agosto で、オドオドしていた私に料理の説明を丁寧にしてくれたお母さん。お腹の具合から肉の好みまで丁寧にヒアリングした上で「じゃあイモとこのサラダに鶏の揚げたものと豆のスープだね」と大もりにしてくれたお母さん。あ、そうそう最後にかなり熟したバナナを揚げたのをサービスしてくれました。ドヤ顔が可愛らしかったなあ。誘ったらワンナイトラブできたのかもしれません。そんなことしないです。


Museo de Arte Moderno(※1)で作品の説明をしてくれた彼女。私がアートプロジェクトに関わっている事を伝えると嬉しそうになり、だったらこの作品好きじゃない?と私が最も気になっていた作品を嬉しそうに説明してくれた彼女。その日の朝に公園で見かけた不思議な光景の事を伝えると、少し神妙な顔をしてエクアドルの少し不思議な決まりごとについて語ってくれた彼女。そこから少し政治の話になって、最後に紹介してくれた作品をきっかけにエクアドルのこれからを憂いている話を、押し殺したトーンで、少し周りを気にしながら(?)してくれた彼女。これからも色々と話したいと思った人とはワンナイトラブなんてできません。

運が良かったのか何なのか。エクアドルで会う人会う人みんないい人だったのですが、どうしてもワンナイトラブにまで持っていくことはできませんでした。私にその気が全くなかったのが大きな理由ですが。

ということで残念ながらワンナイトラブは実現できませんでした。まあ、そりゃ当然ですわね汗


※1
Museo de Arte Moderno
http://www.ubicacuenca.com/info/museodeartemoderno

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