「アート系イベント」について「すみだ 地域イベントプロデューサー講座」で話してきました

昨日10月25日の夜、「すみだ 地域イベントプロデューサー講座」という、実行委員会形式で行われている勉強会からお声がけをいただき「アート系イベント」についてお話をしてきました。

イベントプロデューサーさんや企業の企画担当、その他フリーランスで様々な活動をされている方や起業家さんが参加されている勉強会ですから、まずは「アート系」という言葉から想像される”あれこれ”を整理することが必要かと考え…極端な分類かもしれないですが、国際芸術祭レベルのものから六本木アートナイトやTERATOTERAや墨東まち見世や39アートin向島、そしてドンツキ協会さんのイベントやヒラキエで行われる様々な出来事まで全てひとつの延長線上において話しました。

イベントプロデューサー講座ですから、イベントをつくるために必要な「ヒト・モノ・カネ」の話は欠かせません。モノはアートの説明になりますから私は専門外。ヒトとカネについてまとめました。

カネは国際芸術祭の報告書から収支報告書を抜粋し、どんなところにお金が使われるのかの説明。収入の部分を見せ、助成金や公的負担金に頼っていることの説明(理由とか)。そこから評価の話をし、社会的インパクト評価イニシアチブの紹介をしました。ここは反応がとてもよかったと思います。

ヒトの部分では対話の機会としての会議の重要性を伝え、墨東まち見世や39アートin向島の会議構造を話しました。

想像していた2倍以上の時間がかかってしまいましたが、参加いただいた方に興味を持続いただくことはできたかなと思います。

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普段から地域アートプロジェクトのことを考えている人ではない、「アート系」に対しては心地よさや楽しさといった(twitterでgnckさんが使っていた言葉を、文脈関係なく借りると)「感性的満足」を想像するかもしれない人に対して、アートプロジェクトの現場の苦労や困難、主体となる人や団体がどれだけ切実にやっているかという実情が、少しでも伝わっていればいいなと思います。

すみだ 地域イベントプロデューサー講座
http://www.machipro.info/

墨東まち見世
http://machimise.net/

39アートin向島
http://39art-mukoujima.info/

社会的インパクト評価イニシアチブ
http://www.impactmeasurement.jp/

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