Kuala Lumpur - Malaysia / マレーシア旅行記(旅行というか週末の過ごし方)

週末2日間の滞在という短い期間だったので、空港からの特急がとまる駅、KLセントラル駅近くのホテルを予約しました。駅からショッピングモールを抜け、モノレールのプラットフォームに向かう橋からホテルが見えます。地階に降りてホテルにまで向かう道で見えたもの。





その場に生活している人たち。労働者たち。労働者やその家族が通う定食屋のようなカフェ。金物屋。小さなスーパーマーケット。夜になると施しを乞う人や演奏をする人がずらりと並ぶ大通り、そして中通り、裏道。ふらりと立ち寄ったカフェ(と名前がついているけど雰囲気は大衆料理屋)の店員は英語を話し、旅行者にも慣れた様子。ちゃんと生きてるんだなあと嬉しくなります。


道なりに歩いて駅から離れると、突然あらわれるヒンズー寺院。お祈りの時間だと思います。かなり多くの人が寺院の中に入っていき、外にはお祈りが終わった人なのか何かの係の人なのか、つまり役割がごちゃ混ぜのような状態で人がただただそこに居ました。まずいなあ。興味本位であれこれ写真に残せない雰囲気。私はそそくさとその場を後にしました。




左に入ってしばらく行くとまた雰囲気のよい料理屋を発見。ただ屋根があるだけのオープンスペースにキッチンと4つほどのテーブルに20席。さっきロティを食べたばっかりだからそんなにお腹は空いていませんでしたが、この席に腰を下ろして何かを楽しみたい。そう思って、キッチンで注文。このお店で働いていたご主人夫婦は英語が話せない様子だったので指さして注文。ミーゴレンという焼きそばと揚げ物を少しもらいました。そしてチャイも忘れずに。歩き疲れたこともあって30分から45分ほどそのお店でのんびりとしていましたら、回転率のよいことよいこと。休みなく人がやってきて食べては去っていきます。南インド系が集められているというBrickFieldsとは反対側(駅を挟んで)のはずなのに周りには南インド系の人かマレー系しかいません。かなり濃い体験を2件の大衆料理屋でした後、目的地の美術館に向かいました。





さて、美術館が10時開館だというのに1時間ほど前に訪れてしまった私は、またカフェ探しにウロウロします。


実は美術館に向かうまでの道のりがとても遠く、モノレールChow Kit駅を降りてから徒歩約15分くらいかかりました。直線距離だとそれほど遠くないはずなのですが、真ん中に病院のある広大な土地をぐるりと回りこまなければなりません。さらに美術館は大きな通りの向こう側にあり、この通りがクセモノで、歩道橋を使わなければ渡れないのです。なんとか歩道橋を見つけて渡りついてからの…カフェ探し。私はもうヘトヘトです。想像してみてください。7時から活動し、料理屋を2軒はしごし、その後の中距離移動。気温は30度前後。日本との気温差約20度。汗だくです、もう。体力がどんどん奪われる中、美術館の守衛さんにカフェの場所を教えてもらいました。






辿り着いた先で私はとにかく冷たい飲み物を頼みました。リンゴジュースです。生き返るような気分で、大切に飲みました。このカフェも、これも大衆料理屋ですが、近所からひっきりなしに人が訪れる人気店のようです。特に家族連れが多い印象。小さな子どもが走り回る風景に癒されます。ムスリムの子どもに、何をしたらダメなのか、タブーがわからなかったので、私は極力仏像のように動かずに目を合わせません。それでも目の合った子には笑いかけるくらいはしましたが。






10時を過ぎたので美術館へ。美術館の話はまた今度。

12時手前に美術館を後にし、Chow Kit駅に向かいます。GoogleMapを頼りに交差点を目指して動いたのですが、どう考えても渡れる交差点じゃない。例えて言うなら、中央高速道路と他の何か別のバイパスがクロスするジャンクション。なんで私はそこを渡ろうとしたのか。暑さで頭がボーッとしていたみたいです。とぼとぼと、もと来た道を戻り、最初に渡った歩道橋を登り降り、病院のそばの道を歩きます。


行きとは違う道を歩きたい、だって街を見たいから、という気持ちから少し違う道を選んで歩くと見つけた屋台の列。まだ12時手前ということもあって活気はイマイチでしたが、おじちゃんやおにいちゃんは既に料理の準備をしていました。何を思ったかわたし、少年が作っていた甘そうなクレープに目がとまり食べてしまいました。汗だくになりながら、かなりホットな甘いケーキ。椅子に座らせてもらい休憩がてら口にします。甘い。熱い。でも美味しい。でも熱い。汗がとめどなく流れる中、甘い味に元気をもらいます。半分ほど口にしたところで、休憩をやめて屋台を後にし、駅に向かいました。少年よ、君のその素晴らしい手さばき(でホットケーキをつくる)は忘れません。あと、その少年のお母さんらしき人が、何やらこちらを見ながらマレー語で笑っていたのは、まあ気にしないでおこうw


FINDARSというアートスペースを目指して電車を乗り継ぎます。途中のショッピングモールにプレシャス・オールドチャイナというニョニャ料理を出すお店に寄ります。ところが朝から激安料理屋の値段に慣れてしまっていた私は、その20倍ほどもするカレーの値段にやる気をなくし、隣にあったフードコートでお昼ご飯を済ませてしまいました。20倍とはいえ1500円もしない程度の値段です。なんで私は…食べなったのか、ほんと残念です。ああ、念願のフィッシュヘッドカレー…。今度来た時に再チャレンジをしようと思います。






FINDARSの下にあるカフェでWifi補充し、水分補充した後、ちょうどホテルのチェックインタイムになったのでホテルに戻ります。カフェを後にする際、オーナーが「君はどこから来たんだい」「そうかい日本かい」「じゃあ、ぼくたちは隣人だね!」と笑顔で話しかけてきたのが忘れられません。



さてホテルに帰り、シャワーを浴び、ベッドに転がり、時計を見、ちょうどいい時間になったのでESCAPE FROM THE SEAの別会場であるArt Printing Works Sdn Bhdに向かいます。モノレールとは違う交通機関LRTにのって次の駅。(逆方向の電車に乗ってしまった話にはあまり触れずに)目的の駅について降りてまた歩きます。美術館での失敗を糧に、なるべく大きな通りを横切る際は橋か何かがありそうなところを目指します。大阪で言うところの新御堂筋くらい大きな通りを横切るという冒険を、結果として、しましたが私の他に2~3人ほど同じことをしていたのであまり気にしないでおきます。通りの向かいにあったヒンズー寺院に向かう車の列もあったので渡りやすい状況でした。さて、大通りを横切ってから細い道をのぼってくだると目的地が見えてきました。これまたオシャレな倉庫リノベ系スペース。フリーマーケットが開かれ、この人々はどこからやってきたんだ?と不思議になる若者たちで賑わっていました。





作品を見てからそそくさと次の目的地に向かいます。


目的地というか、同じ通りを戻りたくない、という考えから道を選び、近くにあったMID VALLEYというショッピングモールに向かいます。




たくさんの路上駐車の横を抜け、モノレールも走る大きな通りにかかった歩道橋を使って通りの向こう側へ。Mapを見てある程度想像ついていたんですが、古い団地のど真ん中を突っ切り川を渡ります。団地は確実にプライベートなコミュニティが形成されていました。団地の反対側には今朝見てきたような定食屋。確実に団地の人しかこないので、足を踏み入れるのはやめておきました。近くには、これも団地の人向けの公園があり、子どもたちが遊びます。ここもあまり目をむけないように。こういうコミュニティとはどの程度の距離を保つことがいいのか、ものすごく迷います。迷いながら団地を抜けて川にかかる橋の真ん中で振り返ると、とても美しい団地だったことに気付きます。反対側にはショッピングモールの無機質な壁。住むことと見ることは全く違うとはわかっていながらも、私は団地の方が好きだなあとしばらく眺めていました。


ショッピングモールの中はお金がないと楽しめないものばかりだったので、ひととおり歩いて眺めた後は、wifiをゲットすべくちょっと高い(とはいっても日本より安い)カフェで休憩。


夜はBukit Bingtang駅の近くにあるアロー通りの屋台街に向かいます。それまではほとんど欧米の人は見なかったのに。ほとんどマレー系と華僑だったのに。Bukit Bingtangに足を踏み入れると(というかそこに向かうモノレールからそうでしたが)欧米系の観光客が一気に増えました。アジア系の観光客も増えました。一気に観光地に来たんだなという気持ちが膨れ上がります。そして一気に警戒心が高まりました。警戒心を皮膚に張り巡らせながら人でごったがえす屋台ストリートを下ります。




ニセミッキーのお店が人気だと聞いたので探します。けっこう奥まで歩きました。見つけました。「1人なんだけど」というと、苦々しい笑いを浮かべたお母さんが「うーん。合席でいいよね。あそこいって。」とテーブルを示します。欧米系女性2人が仕事の話をずーっとしている横で、私はサタイとナシレマックを食べました。食べているときに見えたものについては追って書きます。


お腹が満たされた後は、屋台ストリートをのぼって駅に向かいます。ストリートミュージシャンがちらほら。あそどっぐさんに似たモヒカンの演者が足元によって歌ってきたり。途中見つけたココナッツ饅頭を作る青年から2つほど買ってデザートにして電車まで一直線。夜ともなればある程度涼しくなりましたが、それでも20度後半。汗だくになってホテルに戻りました。こんなに疲れた一日は初めてでした。


でも、書き出してみて改めて気づいたんですが、かなり見てきたと思います。わたし。

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